新緑と五月病

2017年5月1日

 5月にはいり、爽やかな若葉の季節となりました。
 5日は端午の節句こどもの日。二十四節気の「立夏」です。暦の上では夏ですが、「春真っ盛り!」。さわやかな天気が続いてレジャーに出かけるにも良い気候です。
 気候の良い五月とはいえ、五月病の季節でもあります。
五月病とは、ちょうどゴールデンウィーク明け頃に起きやすい、心身の不調のことを指します。
毎年、ゴールデンウィークが明けると、決まって気分が落ち込み体調がスッキリしないという人はいませんか?また、4月に社会に出た新卒者がかかりやすいともいわれますが、新社会人になりたての頃は、会社の研修や不慣れな仕事などで過緊張状態が続きます。また、現実社会と自分の理想とのギャップの中でストレスを感じることもあるでしょう。
 また、既卒者の場合は、部署移動などで変化した環境・仕事内容・人間関係になじめないことや、昇進などで大きな目標を達成したことによる燃え尽き感などの中で4月の1ヶ月間を過ごすことによるストレスの蓄積などが考えられます。

解決策としては

1.睡眠覚醒リズムを安定させ、セロトニン強化! 就寝は23時前後までに!
神経伝達物質のセロトニンは、うつ病の治療にも関係しているほど、五月病のうつ症状には重要なものです。
2.有酸素運動を週3回継続し、ストレス耐性を強化する
「適度なウォーキングなどの有酸素運動を、週3回ほど継続して行うことで、ストレス耐性の強い脳を作ることができます
3.栄養バランスの取れた食事をする
特に朝食は重要です。量は少なくてもいいので、何かしらの栄養補給をすること。
また、セロトニンを作るのに必要なトリプトファンを多くを含んでいる肉、魚、大豆などの蛋白質。ビタミンB6を多く含んでいる青魚、鶏肉、バナナ、さつまいも、アボガドなどをバランス良く摂るのもいいです。また、カルシウムを摂ることでイライラを落ち着かせる効果も期待できます。
4.休日はしっかり休む
休日や早く帰宅した後などは、しっかり休むことも大切です。ゆっくりした自分だけの時間や空間を持ちましょう。
5.なんでも相談したり話ができる友人を複数持つ
同性・同年代のメンタルフレンドがいることが、心の安心につながります。

 生活環境を整えて、ストレスに負けない心と身体をつくりましょう。