らしくぶるな・・・

2008年2月28日

私の祖母はすでに亡くなっていますが、生前よく「らしくぶるな」ということを言っていました。

 これは「?らしくふるまうな」ということで、実力も無いのに有る様に錯覚するな・・・、ということなのですが、最近とみに意味深いものを感じます。

 明治生まれの祖母は家計の為に今で言う資源回収の仕事をしておりましたが、夏休みに祖母の家(母の実家)に行くと仕事(仕分けなど)をしながらいろいろな話をしてくれました。今、自分が経営者の立場にたってみますと、祖母は非常に考えた「営業」をしていたようです。以前は紙は今よりも貴重品で良い値段だったようです。祖母は銀行を廻って紙を払い下げてもらっていましたが、その銀行全ての店舗の預金通帳を持っており、こつこつと預金していました。
 また、その銀行の頭取の家とか昔で言う『旦那様』の家を専門にまわていましたので、洋服なんかも良いものが集ったようです。私は祖母からもらった洋服で育ったようなものです。さらに『旦那様』の『奥様』が飽きた指輪などを買い取り、自分の指をディスプレイ台に5?6個はめて営業していました。今で言うリサイクルショップですね。雑誌も、グラビアの良い紙は高く売れる・・と言って、他の安い紙と分別していました、「何でそんな面倒なことをするの?」と聞くと「雑誌としてそのまま売るよりも分けたほうが高く買ってくれるからだよ、ひと手間かけるとかけないでは大違い!」といってました。これは自分の商品に「付加価値」をつけることだな! と、今さらながら
感心しています。こつこつと、背伸びせず地道に真面目に工夫をして仕事をしていた祖母に見習うことがたくさんあります。
 現代は特に「らしくぶっている」輩が多く見受けられるような気がします。
 このことについては、次回・・・