保守的と合理的

2009年3月20日

先日、農耕民族と狩猟民族についてお話しましたが、これには、現代社会の持っている問題が凝縮されているような気がします。

昨日のテレビで、福祉国家といわれる北欧スウェーデンの事を特集していましたが、この国は人口900万人で、女性も仕事をもつことがあたりまえだそうで、男性にも育児休暇が与えられていてその間も給料の80%は保証されるとのことでした。

学校は大学までも無料なので学費の心配はいらないし、医療費も18歳まで無料だそうです。さらに国民全員が12000円以上の医療費は無料との事。

老人に関しては在宅で自立した生活をおくるのが普通と言うことで、自立のホームがあり、ヘルパーが1日6回訪問して薬までも管理しているそうです。

ただし、高福祉には高負担があります。
スウェーデンの消費税は25%だそうです! 企業も従業員の給料の33%にあたるお金を国に失業対策のためとして納めるのだそうです。

日本では税金は『取られる』というイメージですが、スウェーデンでは『国に預ける』
という感覚だそうです。

私はここに興味をもちました。
日本との違いは、学校も医療も、病気になったときの所得も国に預けてある税金で保証されているので、あまり貯金というものをしないそうです。
国に対して国民の信頼があるからだそうですが、その税金の使い道を決める国会議員の年収をみて驚きました。 平均年収が日本の2200万円に対して863万円だそうです。
議員宿舎も質素なもので数も多くありません。
インタビューに答えていた議員が『議員も国民と同じくらいの生活が当たり前』と言っていました。
日本現状と全く逆ですね! 

現地で暮らしている日本人が言ってた事は、国民全員が働くことが前提で、仕事をもてば失業者がいなくなるし、全員が税金を納める。ひいては内需があがり国全体が活気づく、だからこの国は『誰もが働き助け合う』仕組みが確立されている・・・それを国は作り上げた・・・。

農耕民族と狩猟民族の違いが感じられます。
改革をいとわず、すぐにやる。自己責任を全うする。さらに国をあげて『結い』の精神を実践している感じがして、うらやましくなりました。

伝統を守ることも良いことでしょうが、保守的な考え方に固執しないで合理的な仕組みを創りあげることも大切だと強く感じました。