上・中・下

2010年5月26日

 人間の品格にも上・中・下があるそうですが、漢方でも中国最古の医薬品集『神農本草経』では、薬や食品を上・中・下の3つにランク付けしています。

上品(ジョウボン)
*命を養う。長く食べ続けても副作用がなく。元気で長生きができる。いわば、毎日の主食と考えればいいのでは。

中品(チュウボン)
*体質改善のために用いる。少々副作用のある場合もあるが、正しく使えば病気を治す。これは、アクやクセのある食べ物で、大量に摂取してはいけない。サプリメントなどもこれに該当すると思われます。

下品(ゲボン)
*急性の病気に使う。副作用があるので、不必要なときには使わない。いわゆる『薬』です。


美味しいからといって、アクの強い食品を大量に食べることも危険です。サプリメントもそうです。摂取しすぎると害を及ぼす場合があります。適量を必要なときに摂るということが大切です。


よく、漢方薬は副作用が無いから安心だ・・・といいますが、これも危険です。
むやみに服用したために肝障害をおこした例も報告されています。

薬の『効き目』は『主作用』といいますが、それの裏返しが『副作用』です。いわば諸刃の剣です。
副作用がなければ、主作用もないわけで、ここを勘違いしてはいけません。

例えば、風邪薬は風邪の症状を緩和してくれます、これが主作用で、眠気を催すから車の運転などは控えなさい・・・これが副作用です。

降圧剤は血圧を下げる薬ですが、血圧の低い人は飲んではいけませんし、飲みすぎてもいけません。私が昔借りていた家の大家さんが、明日から旅行に行くということで降圧剤を2日分一度に飲んで倒れた・・・ということがありました。これも一種の副作用といえるかもしれません。
薬は勝手に増減せずに、医師の指示通りに服用しましょう。
糖尿病の血糖降下剤も同じです。


何事も必要なときに必要な量・・・『適量』を心掛けましょう。