先日、週間文春の日本将棋連盟会長の『米長邦雄』氏の『家の履歴書』という記事を読みました。
数々のタイトルを獲得し「世界一将棋が強い男」とまで言われながらも将棋界の最高位「名人」のタイトルはどうしても獲れなかった・・・
その頃、19歳で「竜王」となった羽生善治氏がインタビューで
「将棋の進歩に取り残されないためにも油断は禁物、絶えず前向きな勉強が必要」と答えている記事を読んで打ちひしがれるほどショックを受けたそうです。
ベテランならいざしらず、十代の若者が「進歩に取り残されないために」必死になって、将棋の勉強に励んでいる・・・
そこで一念発起!
全てを「名人位」を獲るために賭けた・・・というのです。
四十代半ばになっていた米長氏は、まず、学びたい若手がいると、頭を下げて教わりに行くようにし、
どんなに年下でも、相手を「先生」と呼んで教えを乞うた・・・
なかなか出来ることではありません・・・
ましてや将棋界の大御所です
しかし、『名人位を獲る!』と決めたら・・・
恥も外聞もなく、プライドも捨ててそこに集中する!
とうとう五十歳で悲願の名人位を獲得!
史上最年長名人位の記録だとのこと!
まさに、勝負師ですね!
我々も道は違いますが一種の『勝負師』といえるでしょう
整体道を真摯に突き進む勝負師でありたいものです。
