スカウト

2012年7月6日

日・米のプロ野球はいよいよ『オールスター戦』が近づいてきましたが、華やかなスポットライトをあびるスター選手の陰に活躍する場も与えられずに寂しく球界を去った選手も大勢います

実力の世界ですからいたし方のないことですが・・・

プロのスカウトの目から見ると

「有り余る力がありながら、それを生かせないで辞めていく選手がいかに多いことか!」 と


中日のスカウトの米村さんは、12球団で唯一、スピードガンを持たないそうです

その理由は「吉見のような選手を見逃さないためだ」そうです

「数字に頼ると選手の本質が見えてきません。球速は適切なトレーニングを重ねれば、プロに入ってからでも伸びますから。それよりも、プロで戦える気概があるか、対応力があるか、それら人間性を見極める眼力が必要なんです」

「もちろん吉見は高い技術力を持っていました。コントロールもいい、ストレートを内角に投げ込む度胸もある。でも何より、あのマウンド整備に象徴されるように、まず練習で手を抜かない。そして自分のルールを貫徹する強さがある」

米村さんは、練習後のマウンドに、泥だらけの球児が(吉見投手)一人でトンボをかけている。そんな一見ありふれた光景に、目が釘付けになったそうです

「強豪高の3年生エースが、マウンド整備ですよ。年に何十校と練習の視察に訪れる私達にとって、それがいかに異様なことか。後輩に『やっておけ』と一言言えばいい話なんですから。 でもあいつは、必ず自分一人でトンボをかけるんです。まるで、『ここは自分だけの場所だ』と主張するように。
後にも先にも、あれほど静かで強烈な自己顕示は見たことがない」

この時、米村さんは、「何としてもコイツが欲しい」と心底思ったそうです。

吉見投手は当時、金光大阪高のエースだったのですが、ヒジに不安を抱えていてトヨタ自動車野球部に入部。そこでも故障に苦しんでいたのですが、中日は躊躇なく’05年自由獲得枠で獲得します。

’11年のセ・リーグ最多勝の大活躍!


故障を乗り越えるのは、日頃の自分自身だ! と、言うことでしょうか・・・


つづく・・・