離乳食とアレルギーその3

2012年10月9日
 西原先生は、早期離乳の危険性を説き、その廃止を、厚生労働省の幹部に、三度訴えた。それに対して、彼らは、このように答えたそうだ。

 「意見はよくわかるが、離乳食で利益を得ている人が多く、方針を変えるのには金がかかりすぎる。一度決めたことを簡単には変えられない」

 かつての、いくつもの薬害と、構図は少しも変らない。

 役所も「まずい」とは知っている。だが、知っていて、なにもしないのは、知らないより、遥かにひどいのではあるまいか。
 かくして「離乳食で利益を得ている人」のために、乳幼児アレルギーの危険は野放しにされたのである。

 脅かされ続ける乳幼児の生命 

 タカハシさんには、西原先生の説が学問的にどれほど確かなものであるか判断できない。しかし、絶対に見逃しえない意見であることだけは、間違いがないであろう。
 この記事を読んだ後、タカハシさんは、他のマスメディアの報道に注目した。乳幼児たちの生命が直接脅かされる問題なのだ。とてつもない反響が巻き起こるに違いない、そうタカハシさんは考えたのである。

 だが、後を追う記事はなかった。

 つづく・・・