
指輪とバランチェック
2018年4月3日
60代後半の女性の方が来院。
主訴は左右の肩こりと両腕の痛み、さらに背中の痛みで夜中に目が覚める事もあるとの事。
問診とバランチェックの結果、原因は腰の歪みと判明しましたが、両手の薬指にはめている指輪の存在が気になりました。
第六感とでもいうのでしょうか、私は直感的な感覚も重視します。初回と二回目の施術時にバランスチェックで確認しましたが、「問題なし」と反応。しかし、三回目に明確に反応してきました。指輪を外すと歪みが劇的に改善するようになったのです。
指輪を外してもらう様に指示して施術を終了しましたが、症状はほとんど改善していました。
身体は治るようにはなっていますが、そのための的確な施術をするには「患者さんの身体」が求めていることを知らなければなりません。それがバランチェックなのです。
今回の症例では、初回と二回目の施術時には指輪を外して施術するという段階まで身体の準備が整っていなかったということでしょう。