整体スクール赤ひげ塾の本部講師をやっています剣持樹です。
いつもコラムをお読みいただきありがとうございます。
新型コロナウィルス対策でのマスク生活が続いていたことで口呼吸の習慣がついてしまった方もいるようです。外出時はほとんどをマスク着用で過ごし、職場によっては勤務時間も常にマスクでお過ごしの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんなマスクの影響で、「疲れがとれにくい」「身体がだるい」といった訴えが増えているようです。なぜ、マスクが疲れやだるさに影響するのか、どうすれば改善できるのかを今回のコラムテーマとして取りあげたいと思います。
まずですが、マスクによる負担を解説する前に、人間の身体に備わっている「自律神経」というものについてご紹介いたします。
自律神経とは、交感神経と副交感神経の2つからなる神経です。
交感神経が高ぶると身体は緊張し、
副交感神経が高ぶると身体はリラックスします。
そして、交感神経はエネルギーを消費する神経であり、
副交感神経はエネルギーを溜め込む神経であると言われています。
呼吸と自律神経の関係で言えば、
息を吸ったときに交感神経が高ぶり、息を吐いたときは副交感神経が高ぶります。
また、速い・浅い呼吸では交感神経が、ゆっくり・深い呼吸では副交感神経が高ぶります。
マスクをしていると、どうしても呼吸が早く・浅くなりがちです。
そうなれば交感神経が高ぶってしまうのです。そして、交感神経はエネルギーを消費する神経ですから「だるさ」や「疲れ」を感じやすくなってしまいます。
マスクなしで生活を送ることはまだまだ難しいです。
だからこそ、外せるタイミングでしっかりと深い呼吸を行い、高ぶった交感神経を鎮めてリラックスできる時間を増やしていきましょう。
オススメの方法としては、やはり「入浴」です。
首の後ろや腰を温めると副交感神経を高めることができるのです。
温泉に入ったときに思わず「あぁ~~」っとため息がこぼれた覚えはありませんか?
これがリラックスのサインです。
毎日の生活の中で、「ため息」を意識してみてください。
一日の終わりにはしっかりと湯船に浸かり、大きくため息をつきましょう。
そして、湯上がりには固まった筋肉をしっかりストレッチして心身共にリラックスを促すことが新しい生活様式におけるセルフケアとなりますよ。
今回もコラムをご覧いただきありがとうございました。
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講師 剣持 樹