2014年8月1日

いよいよ夏本番!

 

皆様いかがお過ごしですか?

今年はエルニーニョ現象とやらで冷夏になりそうとも言われていましたが、そうでもなさそうです。暦の上ではもう少しで「秋」になりますが、暑さはこれからが本番!どうぞ、熱中症にはお気を付けください。しかし、体調不良で意外に多いのが「夏風邪」です。夏は冬と違い、高温多湿を好むウイルスの活動が活発になります。頭痛やのどの痛み、咳のほか下痢、腹痛など腸などにも症状がでることもあり、注意が必要です。予防は何といっても「免疫力」の強化と体力の維持が肝心ですから、栄養と睡眠に気を付けましょう。

 

クール(涼しい)とビジネス(仕事)を併せたクールビズという言葉が流行していますが、エアコンによる冷えすぎは省エネ問題だけでなく、体の健康にとっても良いものではありません。涼しいと感じる温度には地域(環境)・個人差がありますが、仕事の能率が向上する最適な温度は約28℃とされています。
汗をかくという機能は脳の温度、皮膚の温度によって神経で制御されています。このうち皮膚温は33℃以下であれば汗をかきにくくなるのですが、この時の環境温度が約28℃なのだそうです。

しかし、日本の夏は湿度が高いということもあって、温度だけ調節しても実際には暑いと感じることが多いようです。また、暑い日でも木陰で爽やかな風が吹いたとき、すぅーっと涼しくなりますよね。温度、湿度、そして肌に当たる空気の流れ(風)、この3つが涼しく感じる要素だそうです(風通しの良い縁側で風鈴の音を聞きながら、氷を入れた麦茶を一口すする時のことを想像してみてください)。

もともと日本では、家を建てるときには「夏」のことを考えて建てたそうです。夏には、仕切りの障子や板戸などを、風が通る「簀戸」にしたりしていました。エアコンなどに頼る前に、涼しく過ごす工夫も大切ですね!