いよいよ八月! 夏本番です! 暑い毎日ですね!
陰陽五行では、夏には「心・小腸」が配当されていますが、夏は一年のうちで最もエネルギーが旺盛な時期で、天地のエネルギーの交流が盛んに行われています。上昇する熱によって積乱雲が発生し、夕立や雷となって天の気が大地に降り注がれます。「心」は血液循環の原動力であるエネルギッシュな心臓と、食べ物を血液に変える(腸管造血)小腸で構成され、体内での熱や血液の循環を管理しています。「心」は精神が宿るところでもあり、意識や思考、睡眠を支配しているといわれています。
人間は常に「熱」を生みだしている「恒温動物」です。36・5℃の体温が一番酵素の働きが活発になり免疫力も高まって健康な状態といわれていますが、夏は体に熱がこもりやすくなりますので熱の発散がうまくいかないと、寝苦しくなったり熱中症などになりやすく気をつけなければなりません。
対策としては、大量の汗をかきますので水分と塩分の適切な補給が大切です。一番手っ取り早いのは「スポーツドリンク」を飲むことですが、毎日の食事にも工夫が必要です。この時期に取れるキュウリやナス、ピーマン、オクラ、トマト、モロヘイヤ、ニガウリなどは熱を発散して身体を適度に冷やす天然の冷却剤として働きますので、積極的に摂りましょう。
塩分の補給も大切ですが、マグネシュウムやミネラルの多い「天然塩」をお薦めします。
そして、何よりも体力の消耗の激しい時期ですから十分な休養をとって、暑いからと言って冷房による「冷え」にもご注意ください。
良く食べて、良く寝て、暑い夏を楽しみましょう!