それって本当にトシや体重のせい?

2023年02月16日

整体スクール赤ひげ塾の本部講師をやっています剣持樹です。

いつもコラムをお読みいただきありがとうございます。

長靴やブーツがきっかけの不調の多い冬でした。

腰痛や肩こりとあわせて増えたのが「膝の痛み」です。

主に、「正座ができない」「しゃがむのがきつい」「階段の上り下りが苦痛」といったお悩みがありました。

膝の痛みを訴える方にお話を伺うと、「年齢のせいですかね」「最近太ったからでしょうか」なんておっしゃる方がいます。逆に。「年と体重なんで諦めてます」なんておっしゃる方もいます。

これって本当に年齢や体重が原因なのでしょうか。

答えは「NO!」です。

確かに年齢や体重は痛みがでる「きっかけ」の一つかもしれませんが、同じ年齢や体重の方が全員痛みを訴えているのでしょうか。違いますよね。

痛みや不調は「生活の不摂生」が原因となります。

「冷え」「運動不足」「柔軟性の低下」の3つでしたね。

実は、体重が増えやすい方の特徴としてもこの3つは当てはまるのです。

体重が1グラムも減らずとも痛みを取ることは可能です。

今よりも「温め」「動かし」「伸ばす」ことが必要なのです。

ここで気をつけたいことは、「いきなり動かさない」ということです。

運動不足の人がやりがちなのが「急に運動する」ですが、これは痛みを悪化させます。

いきなり動かすのでは無く、まずは身体の準備期間が必要です。

普段から運動をしていない人ほどカチカチに固まっていますので、日常生活で温めて・伸ばすことが大切です。

1週間程度は温めやストレッチに取り組んでから簡単な運動を取り入れる方がよいですね。

実際に私の院では、膝の痛みを訴える方の下半身の固さや冷えをチェックして改善して頂きます。膝の上下の筋肉を整えて緩めることで膝の負担が少なくなり、痛みも結果として小さくなる・消えるということです。

年齢と諦める前に、体重と決めつける前に取り組めることがたくさんありますよ。

生活に取り入れやすいものとしては、「スリッパや長靴を辞める」「靴の踵は踏んづけない」「せめてアキレス腱は毎日伸ばす」「お風呂は毎日10分以上入る」なんてものがオススメです。

2週間ほど続けた後は、お風呂の中で曲げてみるのも良いですよ。

できることから無理なく取り組んでみてはいかがでしょうか。

今回もコラムをご覧いただきありがとうございました。

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講師 剣持 樹

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