アーチの崩れが姿勢の崩れ

2023年03月28日

整体スクール赤ひげ塾の本部講師をやっています剣持樹です。

いつもコラムをお読みいただきありがとうございます。

道路や歩道の雪もすっかり溶けて冬靴由来の腰痛の方も落ち着きを見せつつありますが、

足の疲れが要因になっている腰痛患者さんはまだまだ来院されています。

かねてよりコラムでは

足の疲れは履物にも原因があるとお話してきました。

同じ距離を歩いても、

同じ時間立っていてもなぜ差が生まれるのか。

あの人は疲れを見せないのに、

なぜ私はこんなにもヘトヘトになり、

腰が、背中が痛くなってしまうのか。

実はその差は「足のアーチ」にあるのです。

足のアーチと聞いてもピンとこない人は、

「へんぺいそく」なら聞いたことがありますよね。

ざっくりと説明すれば、

足裏にある「土踏まず」という部分が地面にぺったりついてしまっている状態です。

疲れやすい足になっている場合、

同じ動作を行ってもストレッチの頻度や回数を多くしないと痛みが出やすい状態になっています。

少ない回数のセルフケアで健康状態を維持するためには、

足のアーチの復活は欠かせないわけです。

赤ちゃんの頃にハイハイもそこそこに

つかまり立ちができるようになってしまった方の場合は

指の筋肉がうまく使えないケースが多いので意識して指の筋肉を鍛える必要が出てきます。

家庭内で手軽に行うのであれば、

はだしか5本指の靴下を履いた状態で「つま先立ち」をして家の中を歩いてみましょう。

壁などに手をついて、5秒かけてつま先立ちをして、その状態を5秒キープするといった簡単な筋トレでもいいですね。

もしも外反母趾や内反小趾(小指の変形)があるのであれば

ペディキュア用の足指クッションを挟んだ状態で上記の筋トレを行ってみてください。

※痛みが強すぎる場合はお控えください

また、筋トレと合わせて合わない靴や足に負担のかかる履物を避けるのも大切です。

3月や4月は卒業・入学シーズンですね。

腰に不安のある方は是非内履きを持参してご参加ください。

硬い地面にスリッパは非常に足が疲れる状況です。

ヒールやパンプスなどについても1度の使用は2時間までを目安にしてみてください。

また、履いた日は足指を湯船でしっかり温めてから一本一本の指を丁寧にマッサージしておきましょう。使った後のケアをしっかりすることもアーチの維持改善に有効ですからね。

今回もコラムをご覧いただきありがとうございました。

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講師 剣持 樹

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