大型連休も終わり、夏が見えてきましたね。
気温差が大きくなると、腰痛や肩こりの相談も増えてきます。
実際、このごろは慢性的な腰痛や肩こりが悪化したという相談が多いです。
そんな時に、なぜ肩こりや腰痛が慢性化してしまうのか。
どうすれば改善できるのか。を説明するととても驚かれるので今回のコラムテーマで取り上げてみようと思った次第です。
さて、まずは結論からお話しますと、「慢性症状ほど姿勢の不良から起こる」ということです。
下半身の筋肉が固まると、膝裏が伸びなくなります、
膝が曲がると連動して腰が曲がります(腰が伸びなくなります)。
腰が曲がれば、更に背中も曲がり、肩は巻き込む形に変化して首が前方にズレます。
これがいわゆる「猫背」ですね。
筋肉を傷めた場合は動かすことで症状が現れますが、姿勢が悪い場合は特定の状況で常に不調を感じることが特徴です。
常に感じる慢性的な肩こりの場合は、頭が前方にズレていることで、頭そのものの重みを首が支えてしまうことが原因になります。
今ほどお伝えしたように、そもそもは下半身の筋肉が硬くなることで姿勢が歪み、肩こりが発生しているのですから、対策はもちろん首や肩ではなく下半身に行うべきなのです。
以下の条件に当てはまる方は下半身由来の可能性が高いのでちょっとチェックしてみてください。
仰向けに寝た状態でバンザイと挙げた腕が床につく 仰向けに寝たときに膝をたてないと腰がつらい 肩を揉んだ後は少し楽だけどすぐにぶり返す 首や肩を触ると筋肉が冷たくて硬い いかがでしょうか。
下半身のセルフケアとしては写真のストレッチをご参考ください。
方法は以下の通りです。
・バスタオルを用意して仰向けに寝ます
・伸ばす側の足先にバスタオルをひっかけて膝を伸ばします
・太もも裏からふくらはぎまで伸びる感じがあればOKです
・1セット15秒で1日1セット以上を目安に行いましょう
ストレッチは1週間ほど続けていただくと効果を感じやすくなります。
無理のない範囲で継続してみて下さいね。
下半身から体を整えて快適な姿勢を作りましょう。