整体スクール赤ひげ塾の本部講師をやっています剣持樹です。

いつもコラムをお読みいただきありがとうございます。

整体師として独立開業して早１４年が過ぎました。

私の整体院にいらっしゃる方は年齢も性別も様々です。

私がこの業界で働き始めたのは今から17年前でした。

当時は都内の鍼灸接骨院にて鍼灸師として努めておりましたが

来院される方は小学生からご年配の方まで様々。

お年を重ねた方が足腰の痛みをはじめとした

慢性的な不調を感じたときに、

多くの方が「原因」として挙げるのが「年齢」と「体重」です。

これについては長年の経験からも

「すべてがそうとは限らない」と訂正させていただきます。

同じ年齢でも出る人でない人がいます。同じ体重でも同様です。

なぜ年齢ではないといえるのか。

そもそもですが特別なことがない限りは

年齢を重ねるとともに筋力が低下していきます。

これは全身にいえることですが、

中でも下半身の筋力が低下した方に不調が見られることが多いのです。

体を支えるための下半身の筋力が低下し、

支えることができなくなれば関節や各所に負担がかかります。

筋力の低下だけでなく足指の変形から

足裏のアーチ力が低下すれば更に支えることが困難になっていくのです。

上半身や腰回りに対して、足の筋肉が細い方がこれに該当します。

筋力が低下すれば「基礎代謝」が低下することで太りやすくもなります。

太るから痛いのではなく、筋力低下で支えることができなくなったことで痛むということですね。

では、痛みを軽減させるためには「筋トレ」をするしかないのか？

といえばそういうわけではありません。

運動経験がない、運動になれていない方がいきなり動かせば

それこそ痛みや不調の要因となります。

まずは使うべき・負担が蓄積している筋肉に対して

「温める」ケアと「伸ばす」ケアをお勧めいたします。

カチカチに固まった筋肉の血流を改善して

「しなやかさ」を復活させることで関節への負担を軽減させることが可能です。

2週間程度継続することで関節への負担はかなり軽減するでしょうから

可能であればここから「運動」を始めてみるといいですね。

とはいえ、継続することに意味がありますので急に頑張りすぎないことだけ注意しましょう。

地域で開催されている初心者向け教室などから始めてみてもいいですね。

不調に年齢は関係ありません。今が一番若いのですからここから一つ始めてみませんか？

今回もコラムをご覧いただきありがとうございました。

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