【赤ひげメルマガ#16】子供の姿勢と足指の関係性

2024年04月06日

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【2024年4月6日配信】
#16 子供の姿勢と足指の関係性



こんにちは。
整体師・赤ひげ塾講師の剣持 樹(ミキ)です。




私の自己紹介はコチラからご覧ください。


今回は「子供の姿勢と足指の関係性」というお話です。

猫背、巻き込み肩、O脚、偏平足、外反母趾、内反小趾、屈み指、浮指。

これらはすべて姿勢と関係するキーワードになります。

そして、これらのキーワードが大人ではなく子どもに関連しており、悩んでいる方が増えているように感じます。

私が臨床の現場に入って今年で20年になりますが、働き始めた当初よりも相談件数は確実に増えています。

実際の写真はこちらになります。






こちらは子どもの足指です。
動画もご用意しておりますので指の動きを確認してみてください。



※動画が再生できない場合はこちら↓(YouTubeが開きます)
https://youtu.be/J2sUYJdiIZQ?si=fMGlbsuyRnJhXhPk


お手本の動きはこちら↓



※動画が再生できない場合はこちら↓(YouTubeが開きます)
https://youtu.be/hB8vQFWq5oA?si=dA5On5CZpl6NblkL

いかがでしょうか。

このように、本来であればスムーズに動くはずの指が、10代にしてここまで動かなくなってしまうケースがあるのです。

では、なぜここまで指の動きがでなくなってしまったのでしょうか。

一つの要因として、クロックス等をはじめとするシリコンサンダルの普及が要因になっていると私は考えます。

足首を固定するのではなく、足の甲にひっかけるような履き方になるサンダルでは、履物の中で足指が滑ってしまうので無意識に指で踏ん張る形になります。

長ければ夏の期間中ずっとシリコンサンダルを履いているというお子さんもおりました。

結果として、足指は縮こまった屈み指になり、指と指の隙間は狭くなり、外反母趾・内反小趾が強くなり、足指の爪は割れ、足にタコができてしまう。

そのような足は足裏のアーチも崩れてしまうので姿勢が不安定になり、体重も分散できないことから立っているだけで必要以上に疲れてしまいます。

そんな疲れる足になれば、当然ですが足全体、骨盤周辺、上半身と疲労が蓄積していきますので、膝は曲がり、骨盤は傾き、背骨が偏り、全体の姿勢はまっすぐとは程遠くなるわけです。

猫背や巻き込み肩の際をご自身の体で再現してみてください。

背中だけで丸まれますか?
肩だけで巻き込み肩を作れますか?

膝を曲げると腰も曲がりますよね、腰が曲がれば背中と肩も連動して曲げやすくなっていますよね。そして頭はやや前方に出てしまいますよね。

これが「悪い姿勢」の原因です。

お子さんの姿勢が悪いと感じることがあれば、まずは下半身に筋肉に触ってみましょう。

画像の部位を参考に手のひらで触ってみてください。



人間のコリには三段階ありまして・・・

レベル1「痛気持ちいい」
レベル2「くすぐったい」
レベル3「痛い」

と区分することができます。

姿勢が悪いお子さんの場合、下半身の筋肉にコリが蓄積しているケースがほとんどです。
実際に触ってみて、コリが強く蓄積している部分からセルフケアに取り組むと結果に繋がりやすいですよ。

お子さんの足をマッサージするといっても、力加減が難しいですからサランラップの芯や筒状のものをコロコロと転がして筋肉を刺激してあげると簡単ですよ。

各部位を10往復コロコロしてあげることで血行が改善して筋肉の緊張を緩めることができます。

足の筋肉へのケアとあわせてやっておきたいのが「ゆびのケア」です。

足指の筋肉を広げて伸ばすことができるセルフケアとして福岡のみらいクリニック院長である医師の今井一彰氏が提唱している「ゆびのば体操」が簡単でお勧めです。




写真のように足指の間にご自身(または本人)の手の指を差し込んで指を広げます。

そして、足指の付け根を意識して反らして5秒キープ、曲げて5秒キープこれを10往復ほど行ってみてください。

もしかしたら最初は痛みを感じるかもしれません。

そんなときはお風呂上りなどの血流が良いときにやっていただくと痛みも出にくいとは思いますが、あまりに痛む場合は「指を入れるだけ」で少しずつ慣らすのも一つです。

まとめになりますが、

① 履物を足に適したものに変えること
② 疲れの溜まった筋肉を緩めてあげること
③ 指の体操で毎日1回はケアしてあげること

まずはここから始めてみてはいかがでしょうか。

2~3週間ほどすると少しずつ変化が出てくると思います。
日頃のセルフケアを積み重ねることで、しっかりした体が出来上がります。

できる範囲で結構ですので試してみてください。


最後までお読み頂きありがとうございました。



整体師・赤ひげ塾講師の剣持 樹(ミキ)でした。



次回は山本 恵子さんです。

お楽しみに。



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