【赤ひげメルマガ#40】施術中、あえて何もしない時間を作る

2024年09月21日



こんにちは。

福岡で整体師をしています占部です。




私の自己紹介はコチラからご覧ください。


以前自己紹介の所でも少し触れた内容ですが、私は施術の際に「あえて何もしない時間」を5分程度取ることがあります。

その時間というのは、お客さまのお体が、自分自身を治す時間です。
つまり自然治癒力を働かせるという時間です。

以前、こんなことがありました。

いつもの常連さんを施術していた時のこと、基本療法を終えたタイミングで、ふとお客さまの骨盤が自ら動いているように感じたんです。

あれ?今もしかして自分の力で調整しているのかな?と感じ、バランスチェックで聴いてみたら、「そうだ」との答えが返ってきました。

ではその状態で、私は施術を進めていった方がいいのか、もしくはそのままお客さまのお体が自分自身を調整する間、少し待っていた方がいいのか、バランスチェックで確認してみました。

答えは「扱わず少し待っていて欲しい」とのこと。

驚きでしたが、そう反応するのであれば、素直にその通りにしてみようと思いました。

5分ぐらい経過して、そろそろ扱っていいですか?とバランスチェックで聴いたところ「OK」と反応したので、次に修正するべきところをバランスチェックで確認して施術を進めていきました。

整体を始めてトータルで10年ぐらい経ったときの出来事です。

それまでも、一回の施術から次回の施術までの間に、お客さまのお体の自然治癒力が働いて、自分で調整できるところは自分で調整する。
そういった意識は持っていましたが、まさしく施術中にもそういうことが起こるんだなと初めて感じた時でした。

それ以来というもの、すべてのお客さまに対して、そういった時間(あえて私が手を止める時間)が必要かどうか、施術の途中で、バランスチェックでお客さまに聴くようにしました。

7割位のお客様で、そういう時間が発生すると感じています。

初めの頃は、整体に来ているのに何もしない時間が存在するなんて、お客さま怒らないかな?と心配なところもありましたが、その都度丁寧に説明をしていると、ほぼすべてのお客さまはその時間を理解してくださいます。

しかもその自然治癒力が働いている時間というのは、とても心地が良いようなのです。

ウトウトお休みになっている方もいらっしゃいますし、施術後「気持ちよかったー」と言って頂けることも増えました。

リピート率が下がるということもありませんでしたし、最終的な仕上がりも良いように感じます。

ただ注意しなければならないこともあります。
好転反応(膿み出し)です。

その時間の間に、患部や別のところに痛みや違和感が出ることもありますから、あらかじめそういうことも起こりますよ、そういう症状が出た時は知らせて下さい、と伝えておくことが大事だと思います。

ものは試し、ご興味のある先生は是非お試しください!


占部整体院院長・赤ひげ塾講師 占部 貴久でした。




次回は後藤 博正さんです。

お楽しみに。



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