【赤ひげメルマガ#49】膝の痛みをととのえる ~臨床考察とセルフケア~



こんにちは。
整体師・赤ひげ塾講師の剣持 樹(ミキ)です。




私の自己紹介はコチラからご覧ください。


日頃、私の院では腰痛や肩こりをはじめとした様々な不調を訴える方がお見えになります。

今回のメルマガでは、膝痛の臨床例をテーマにどのような思考で身体を整えて、セルフケアはどのように提案するのかをご紹介いたします。

膝痛をテーマにした理由ですが、丁度この頃膝の痛み訴える方が多く来院されており季節的な要因もあったので取り上げてみることにしました。

膝の不調に関しては、筋肉量が関連してくることも多く、年齢を重ねると共に、体の筋肉が衰えてしまうことが不調のきっかけになっているようです。

どうして筋肉が衰えてしまうのかと言えば、日常生活において、筋力を使った運動や労働が少なくなるなどといった刺激の低下が要因にはなりやすいですね。

特に、太ももの筋肉が衰えてしまうと足下は冷えやすくなり、血流が低下して筋肉は硬くなり不調を感じやすくなっていきます。

筋力低下と合わせて気にしておきたい要因は、加齢と共に現われやすい変形性膝関節症ですね。

最近も変形性膝関節症等による正座困難や体重を乗せた際・立ち上がった際の痛みを相談されることがありました。

実際に来院された方のお体を確認してみると、確かに変形性膝関節症による痛みはありそうでしたが、関節だけでなく筋肉の硬直による痛みもあるようで複合的な膝痛と判断しております。

物理的な関節の変形に関しては、整形外科での対応となりますが、筋肉由来の不調の場合は硬直した筋肉を柔らかくすることで改善が可能です。

こちらのメルマガでも以前にお話しておりますが、健康の基本は「温めて」「動かして」「伸ばす」ことです。

この3つのポイントを意識することで血流を改善して筋肉に元のしなやかさが戻っていきます。
運動不足や疲労の蓄積で筋肉が固まっている場合はストレッチと温めが特に有効ですね。



鍛える場合は、写真①の様に椅子の前に立っておしりがギリギリつくくらいまで腰を落としたら立ち上がって鍛えるトレーニングがいいですね。
回数は10回を1セットとして3~5セット程度からはじめてみてはいかがでしょうか。

太ももの筋肉を緩める場合は、写真②の様にイスに捕まった状態で足首を捕まえて太ももの前を伸ばしていきましょう。
15秒ほどストレッチをかけて頂く事で効果的に筋肉を緩めることが出来ます。

実は、スポッと履くタイプの靴は足が上がりにくく太ももやおしりに疲れが溜まりやすいです。
冬にかけては履物もブーツや長靴などが増えてきます。
夏はサンダルなどが上記の履物に当てはまりますね。

このような履物が続く時期ほど膝に負担がかかると言うことですから日頃のメンテナンスがとても大切になりますよ。

足の筋肉をしっかり伸ばして動かして疲れを溜め込まないようにしましょう。

もしも、足の筋肉が硬すぎて動かす・伸ばすが辛い場合は入浴時に湯船の縁に手をかけて15秒ほど浴槽内で正座するのもオススメです。

※整形外科等で膝の運動を止められている場合は上記の方法は適しておりません。ご注意ください。



整体師・赤ひげ塾講師の剣持 樹(ミキ)でした。




次回は山本 恵子さんです。

お楽しみに。




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