山本恵子
石川県白山市で「いたくない整体おかやん」をしている、山本恵子です。現在、3人の子どもと夫の5人暮らしです。
私が赤ひげ塾の整体に出会ったのは、金沢で開かれた体験会でした。地元の情報誌で参加募集の記事を見つけ、もともと整体に興味があったので迷わず参加を決めました。体験会では自宅でもできる簡単な手技を教えてもらいました。「これだけでよくなるのだろうか」と思いましたが、施術後の身体の変化に思わず笑ってしまったことを覚えています。
当時、私は理学療法士として病院に勤務していました。勤務先の患者さんは8割以上が高齢者でした。高齢者は1つの症状だけではく、複数の病気や症状を併せ持っており、その日の症状によっては、リハビリで必要な運動療法を行うことが難しい方が多くいました。特に「痛み」は、人のやる気や希望を奪ってしまうものですが、時間の経過を待つしかない場合や、原因がわからず途方に暮れ、何もできない自分の無力さを痛感していました。体験会を通して、この手技はリハビリの導入として使えると思い、主人の後押しもあって受講を決めました。
もともと体の構造については知識があったので、特別難しく感じることはなかったですが、先生の手技を実際に受けて、身体の評価や改善方法の見立て方を学び、またその内容が面白く、学ぶことに夢中になりました。実際、リハビリの場面でも利用しました。はじめに体を整えることで、歩く姿勢がよくなりふらつきが減少した患者さんがいました。毎回のように体の痛みを訴えていた人は、施術することで痛みを感じにくくなり運動をスムーズにできるようになりました。当時の「家庭整体師コース」を受講した翌年に「プロコース」の受講を決めましたが、ここでコロナ渦に入ってしまい、対面受講が難しくなりました。オンラインによる受講ということ、また同時期に第二子の妊娠も発覚し体調が不安定な中で受講することに不安もありました。しかし予習、講義、復習という流れを繰り返していくことで、スムーズに学べたと思います。石川県にいる先輩の整体院で実技練習を行うこともでき、無事に全過程を修了できました。
その後、4月に第二子を出産し、同年9月に自宅の一室で整体院をプレオープンさせました。「心と身体が軽くなる」「ほっと一息つける場所」をモットーに、小さなお子様連れでも安心して通えるような整体院を目指しています。今年5月に第三子を出産し、しばらくお休みをいただいていましたが、9月に再スタートをしました。「再開を待ってたよ!」と連絡をくださるお客様に感謝しつつ、家庭と仕事をうまく両立していきたいと思っています。