18日土曜日に天皇陛下が心臓バイパス手術を受けられました
順調なご回復とのご様子で、一安心ですね!
東大病院の教授と順天堂大の天野教授とのチームで執刀されたそうですが、ここに、私は関心を持ちました
同じ医師として、垣根を越えて『患者さんの為に協力しあう』、『できる限りの体勢を整える』 という姿勢を強く感じました
会見を見る限りでは、執刀医たちは「普段どうり・当たり前」の手術であったことを述べていましたが、相当なプレッシャーがあったのではないでしょうか・・・?
ただ、記者会見の質問に対して天野教授は「成功といえるのは、ご希望の生活に戻られてから・・・」というくだりがありました
『石橋をたたいても渡らない、慎重派』と評される執刀医らしい素晴らしい回答だったと思います!
我々が施術するときに、「治りますか?」と聞かれて安易に答えられない・・・という問題に直面しますが、今回の回答は『治る』の定義をどこに置くのか? ということが大切だ・・・!
つまり、患者さんの希望と、施術する側の現実とが乖離していたのでは『治る』ということにはならない・・・と、いうことではないでしょうか
天皇陛下に今後のことと、現状を詳しく説明し、陛下のご希望で手術に踏みに切られたそうです
陛下は、「3月11日の追悼式典に出席したい・・・」、「来院者に迷惑をかけてはいけないから、休みの土・日に手術を・・・」とご希望されたとのこと
まず、自分よりも国民のことを第一にお考えなのだな?・・・と、改めて天皇陛下の偉大さを感じました
『何の為に?』
相手の為に何ができるか?
