お盆の時期は、広島・長崎の被爆や終戦(敗戦)記念日と重なってきます
今年は、オリンピックが重なっています
第2次世界大戦を戦った世代も90歳前後になります、その頃のことを記憶している方たちは少なくなってきているということで、証言を集めた特集も放送されていますが、「略奪もしたし人も殺した・・・」、「命令に背くと軍法会議で自分が死刑になる・・・」、「例え命令といえどもむごいことだ・・・思い出したくもない・・・、戦争は絶対にやってはいけない・・・」などなど、生々しい内容もありました
広島・長崎への原爆投下時刻に黙祷をささげながら、平和な時期に生を受けたことに感謝するとともに、恒久平和を祈らずにはいられませんでした
しかしながら、この地球のどこかでいつも戦闘が起きているのも事実です
人間は争いから逃れられないのでしょうか・・・?
過去のオリンピックに関する放送も多く見られましたが
私は、東京オリンピックのマラソンで銅メダルに輝いた円谷選手が自殺したことと、その時の『遺書』は以前にも見たり聞いたりしてところどころは記憶にありましたが、先日の放送で涙が止まりませんでした
最後のくだり
「幸吉はもうすっかり疲れてしまって走れません・・・中略・・・幸吉は父母上様の側で暮らしとうございました」
ただただ、かわいそうに・・・
7人兄弟の末っ子で育ったそうです
きっと、可愛がられて育ったのでしょう
でも、責任感と真面目さゆえに自分を殺して邁進し、疲れ果てての自殺だったのでは?
銅メダルを取れば、次は『銀か金』と、周囲は安易に期待し、求めます
選手のプレッシャーは相当なものでしょう
今は「楽しんできま?す!」などと言って出かけていますが、その頃は今と違い、悲壮な決意で、まるで戦場に向かう出征兵士のような感じで出発していたのですね・・・
いろいろと考えさせられる日々でした・・・
