先日、NHKの番組で山形県酒田市の歯医者さんの取り組みが紹介されていました
開業して30数年、一貫して予防の大切さから患者さんの指導に重きを置いた治療方針をしており、全国からも歯科医師が研修に訪れています
初診の患者さんが虫歯で来院してもすぐに虫歯の治療はせずに、唾液の検査や歯、歯茎のケアをしっかりやって、きれいにしてから虫歯の治療をすることで、クオリティーの高い治療を実践しています
患者さんにも日頃のケアを徹底するように指導していらっしゃるのですが、ある患者さんが定期的なケアをしているのに「虫歯」になった症例を紹介していました
院内でその「事件」の原因を徹底して追求したそうです
そこでは、患者さんそれぞれに担当の歯科衛生士が決まっているのですが、いろいろ検討している中で「あまり、強く指導すると患者さんが怒るのでは・・・」と、遠慮していた部分があったそうです
そこで後日、患者さんに「あなたの虫歯は当院の提案が足りなかったためにできた思われます、申し訳ございませんでした」とお詫びし、ケアの指導を徹底したそうです
患者さんも理解して自己ケアを約束・・・
この番組を見て「バランス活性療法の目指すところと一緒だ!」 と、我が意を得ました
究極の整体は「予防」です
そのためには、患者さんと術者の二人三脚で改善や予防にあたらなければいけません
歪みと冷えをとることと、ストレッチなどの自己ケアや日常生活の見直しなどを徹底することで、速やかな改善に向かうのです
私たちは歯石取りなどと同じく、定期的なケアが本来の仕事ではないでしょうか
「健康診断やがん検診で早期発見を!」
これも大切でしょうが、早期発見ということは、すでに病魔に侵されているわけで
病気にならなければ早期発見もないのです
予防こそ最大の整体法!
患者さんとともに成長していきたいものです